個人的にサービスを作る上で大切にしていること

こんにちは、teshiです。入江開発室Advent Calendar 2018の25日目の記事です。

今回の記事では、先日参加したGaoGaoハッカソンでの発表をもとに個人のWebサービス開発する上で僕が大事にしていることを書いていきます。

時計の針を進める

僕が大事にしていることの筆頭が時計の針を進めるということです。これはどういうことかというと、何か事業を作るのであればそれはあるべき未来の姿の実現を自分の力で早められるようなものが良いということです。

例えば、この考えで事業をしている起業家で最も尊敬されうるべきなのがイーロン・マスクです。

イーロン・マスクの人生について書かれた本「イーロン・マスク 未来を創る男」によると、ゲーム好きだったイーロンはどのような事業で起業するかを考えた際にまずゲームを作ることを考えたそうです。

しかしゲームを作るよりも、世の中の大きな課題を解決出来るような事業をすることにし、Zip2を興しました。その後のPayPal、テスラ、ボアリングカンパニーなどもすべて、世の中のあるべき姿や必要なものを自分の手で早く生み出すべく会社を立ち上げ続けています。

もちろん、個人主義の世の中ですので、そんな未来のことは自分でなんとかしなくていいという考えにも共感するのですが、少なくとも僕は何かをするとしたらスケールは小さくともそうした事業をやりたいと考えています。

教育サービスと時計の針

僕は現在CodeGritという名前で、プログラミングメンターと学習者をつなげるサービスを作っています。またその傍らでリンガルボックスというオンライン英会話のサービスを運営しています。

このどちらも教育系のサービスです。僕が教育サービスをなぜやっているのかというと、先ほどの時計の針を進めるという意味で、教育が重要と考えているからです。

スタートアップの世界でいうと、教育サービスというのは他の事業領域に比べると規模は小さめです。例えば、旅行系でいえばAirBnBは企業価値290億ドル、モビリティならUberは720億ドル。対して、EdTechでは中国の英会話事業会社VipKidの30億ドルが最高です。アメリカだとUdacityという最も有名なEdTech企業の1つでも10億ドル程度の評価で最近従業員を5%解雇するなど少し雲行きの悪さを見せてたりします。

参考: The Global Unicorn Club

そんな業界ではあるのですが、教育系サービスの良いところはだれかを教育することで、その後の世代の可能性が広がることなのではないかなと僕は思っています。

ちきりんさんの「アフリカが発展しない理由」という記事では以下のようなことが書かれています。

圧倒的な貧困しか知らず、教育を受けたことがない人たちに、投資の概念や効果、道徳や約束の概念、家族の助け合い、などを期待(共有)することはできない。

教育がきちんとされているからこそ、社会がきちんと発展するし、教育を受けた人が起業家として時計の針を進める事業を作っていく可能性を考えると、教育事業は未来に間接的な部分でも貢献できると思っています。

時計の針を進めようという人が増えてほしい

僕は、現状起業家として全然成功していないのですが、僕と同世代や更に若い世代で成功している人はたくさんいます。こうした人はもちろんとても優秀ですごい人たちなのですが、あまり時計の針を進めるというような事業はしてないって場合も多いと思います。

例えばですが、占い事業みたいなものって確かに需要もあるのですが人類の未来に貢献しているかというとそうでもないよねって僕は思います。

世の中には、お金を払う人がいるならそれがサービスの価値なんだから、事業の社会貢献性よりもお金を生むのが大事っていう考えもあります。まあビジネスという観点でそうではありますが、この考え方は僕は危険だなと思っています。なぜかというと情報の非対称性を利用して大した価値のないサービスを高額で売るという考えにつながりがちだと思うからです。

だから一人ひとりの美意識が重要になると思います。情報の非対称性ではなくて、そのサービス自体の提供する価値に着目するべきかなと思います。(長い目で見ると情報の非対称性を利用したビジネスはアマゾンのような企業が来てなくなっていくのですが。)

お金という観点でいうと、特にシェアする時代になった今、起業をせずとも満たされやすくなっていると思います。そこをあえて起業するなら、時計の針を前に進められるものがいいし、そこを目指す方が増えればなぁと思っている次第です。

まとめ

いかがだったでしょうか。朝倉 祐介さんの「論語と算盤と私」という本にちょっと影響を受けて、つれづれと最近考えていることを書いてみました。

もし共感を得たという方がいましたら、是非時計の針を前に進められるような事業を考えていただければな、と思います。


ライターについて
プログラミング学習サービスCodeGrit(現在立上げ中)とオンライン英会話サービスのリンガルボックスを運営しています。