ハイスキルだけど、フルタイムでは働けない女性向けの求人サービス「Werk」が素敵
こんにちは、EduTalk(@atsuhio)の手島です。本日は、ハイスキルな女性にフレキシブルに働ける仕事を紹介する求人サービス「Werk」を紹介します。
個人的な話ですが、大学の時に運営していた学生団体で女性向けにベンチャー企業就職説明会的なものを開いたことがあります。なぜ男なのに女性向け就活イベントと思われるかもしれませんが、当時はワークライフバランスや女性の機会平等、ダイバーシティの重要性などがにわかに話題を浴び始めていた頃で、そもそも女性は結婚したら正社員に戻れなかったりで、ロールモデルになるような人増やせばもっと社会良くなるんじゃない、みたいなことを考えてたのです。終わってみてから、大学生のメリット活かして、高偏差値の大学だけでやるとかの方がいいんじゃないと、大人の方にアドバイスされてその通りだなと思ったのですが。
そんな訳で、個人的にこういうサービスにはとても興味があります。
Werkとは
上記で簡単に説明したとおり、Werkはハイスキルだけど、子育てなどの理由でフルタイムでは働けない女性にフレキシブルに働ける仕事を紹介する求人サービスです。
フレキシブルな仕事というのは、定義が曖昧で、普通の求人サイトでこうした言葉があっても、求職者にとっては、自分のライフスタイルとマッチするか見えにくいのが現状です。
そのためWerkの場合は、労働時間が柔軟に変えられるのか、急な用事が入ったときでもすぐに職場を離れられるかなどといった条件を複数設定しています。これに一つまたは複数合致する求人で、かつ昇進の機会があるものだけがこのサイトに掲載されるそうです。また、予めWerk側で企業と求人条件を交渉していてくれるので、企業が自発的に求人を出す場合よりも、良い条件の仕事が見つかる可能性が高いです。
求職者側は月48ドルを支払うと、こうした情報にアクセスすることが出来るそうです。
2017年2月に始まり、8月時点では、150の企業が提携しており、4000人の求職者が登録しており、8月第一週にシードで約3億円を調達し、2016年12月のエンジェルラウンドを含めて全部で4.5億円ほどを調達しています。
Werkの共同創業者の1人で、不動産弁護士であり、二児の母であるDeanさんは、弁護士時代、オフィスのデスクに向かいながら、自分には未来はない、と思ったと語ります。弁護士として求められる仕事量と、彼女のライフスタイルはそのままでは合致しないからです。
米国の場合、学士号を持つ女性の30%は最初の子供が生まれると、キャリアから離れるそうです。またFortune500企業のCEOに女性は32人しかいません。しかし、女性がリーダーシップを取ることは、会社の業績向上につながる、と共同創業者の1人で元マッキンゼーのコンサルタントだったAuerbachさんは話します。
今後、Werkでは求人サービスに加えて、企業の採用担当向けにフレキシブルな環境を作るためのトレーニングプログラムを開発予定だそうです。
まとめ
いかがだったでしょうか。調べてみたところ日本でも「時短エグゼ」というサイトを女性向け求人で実績のあるビースタイル社が運営しているようです。もしかすると一足先に人口減時代に入った日本の方が女性の仕事に対するニーズが高くアメリカより先を行ってるのかもしれません。
個人的に、こうした特化型の求人サービスに最近興味を持っているので引続き追いかけていこうと思った次第です。
参考:
This Startup Wants To Kill The “Mommy Track” Once And For All
Werk wants to help women find work flexibility without penalization
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